2013年11月2日土曜日

11月1日のマンガクラス

昨日の話なんですが、急遽オーダーが入ったので中野のマンガ学校で一コマ授業をしてきました。

前日のお昼に「明日10時から、キャラクターの描き方お願いしたい外国人がいるんですけど?」て電話が入ってきて、「あ、まあ空いてますけど」。結局詳しいことは何も聞かず(尋ねろよ、て話もあるが...)。聞いても、電話だけじゃ相手のレベルだの何だの分からないが。

後で聞いた話によると、その日、突然その「当人」が現れて受講したいといったらしい。学校に英語を話せる人がいないので、ナンカよくわからないままオケーになったようで...詳しいことを私が聞いたとしても分からなかっただろうな。

「どこでこの学校のことを知ったのか聞いて下さい」、って頼まれたしさ。私が作っている学校のFBページ(英語)を見て知ったんだそうな。大体の外国人受講者は、そのルートが多いけども、その場合はそのページにメッセージを書き込むか、私に連絡してくるか...直接学校に現れたのは初めて。

当日行ってみたら、受講生はオーストラリアから観光に来ている若い女性だった。然程ディープにマンガ中毒になってるわけじゃなくて、前回の彼氏みたいに、「日本的体験」をしてみたい、程度のヒト。マンガを描くことは殆ど無いらしく、「自分の絵柄」ってのもない。一応ドローイングソフトでデザインなんか趣味でやってるらしいが、それと手描きとはかなり違う模様…

特に描いてみたい絵があるわけでもない、ということなので、じゃあまあシンプルなところで(また)Chibiでも描くか、と。ちなみにCHIBIという言葉に馴染みは無いみたいだった。

日本人で、多少なりとも絵心があれば、チビキャラは然程難しい仕事じゃないだろう。しかし、ガイコクジンはそうじゃないんである。我々日本人には暗黙の了解事である、「チビキャラ」の概念自体がないんである。(ディープな漫画ファンはこの限りにアラズですが。アル場合もあるかしらんが)

これはもう文化に深く根ざした…なんていうのかな、コンテクストとかいうのかな、学問的な言葉があるんだと思うが…そういうヤツなのだと思う。「日本人でマンガ好きな人は共通に持っている、そして外国人には無い何か」を実感するですよ、外国人とこーゆーコトしてると。

そして四苦八苦してチビキャラ二点を描いてもらったのでした…まあなんですよ、当人楽しかったようですから、いいんですよ。
あれこれ考えながら私が説明のために描いた実例から




ところで。。。
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内容的には日本語版Vol.1の途中からVol.2の途中まで(英語版の4コマBlogを始めた当時日本語版からの抜粋で構成していたので、未翻訳の4コマを収録していないので)。若干編集は違っていますけどもね、まあ日本語版の一部抜粋といったところです。(今のところAmazon.jpからのDLは無い)


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