2014年10月3日金曜日

マンガを読み始める年齢

今回のヨーロッパツアー(笑)の目的は三つ。

Toulouse Mangaで4日連続講義をすること。
パリで海外マンガフェスタ本の打ち合わせをすること。
ウィーンのコンベンションAniNiteに出ること。

海外でマンガワークショップ的な真似は何度かやってきているけれど、それは一般向け。マンガ学校という箱でやったのは初めての経験でした。しかも同じ受講者で4日間朝から夕方までギッシリ。
そんな中で、割とゆっくり生徒さんとマンガについて話す機会もあったりして…

オーナー兼校長のCちゃんには「マンガはネームから」という持論があるので(そりゃ同意だ)、短い期間内だったが、見開きページネーム構成の授業を1日半ほどとった。

いろいろ説明はするんだけど、そしてウンウン頷いてくれるんだけど、どうしても実践すると「マンガ」的コマ割がぎこちなくなる。BDとマンガの中間みたいになっちゃう。静的というか、カメラが動かない感じというか…

日本人なら、初心者でも動きのあるコマ割ができるのかというと、そんな事はないんだけれど、それでもぎこちなさの質が違う。

話の流れで、いつごろからマンガを読み始めたの?と聞いてみたら、大体皆12才あたりからだそう。アニメはもちろん物心着く前から慣れ親しんでいるのだけれど、マンガを読むのはだいぶ遅くなってから、意識的に「読みたい」と思わないとそっちに向かないようだ。

聞くと、「翻訳されるマンガは殆どティーン向けで、子供向きのマンガはないから」とのこと。(ドラゴンボールはかなり子供向けだと思うけどな。てか子供にも大人にも面白いよね)
親に連れられてきた子から自立してる人まで、受講者は幅がある。
読みはじめが12だと、ちょっと遅いかな…どうだろう?

なるほどねーとかいいつつ、「日本人は子供の頃からマンガを読んで、マンガ的なセンスを自然に身に着けているから、そういう点で君たちは、スタート地点から出遅れてしまっているのかもね」なんて話しを物知り顔でした。

したら、最近の子供はマンガが読めないとして表現が限定される、という話をTwitterで見た。えー。ダメじゃん日本。

てか、私も「ぴょんぴょん」や「三年生」で描いていた頃は「子供には分からないからダメ」言われる事は時々あったけど、全部言葉の問題だったなあ。まあ、はっきり分かりやすい表現をするように心がけはしたけれど。

個人的には、言葉でも表現でも、子供に分かる分からない、ということはあまり気にする事は無いと思うんですけどもね。マンガを読み始めの子供に分からないかもしれないけど、習うより慣れろで、体得していくんだと思うんだが…。

私は「要するに」という意味の分からない表現に「ドラえもん」でぶち当たった事を今でもはっきり覚えている。

ちなみに、ウェディングピーチ、幼年誌に連載していたセルマンガみたいなやつは、単純な表現で(だれが構成やっていたのかしらんけど)コマに番号ふってあったすね。マンガが読めない前提、ていうか、場合によっては字が読めないレベルの子とかもいたんじゃなかろうか。それでも漫画的な表現は、それなりにあったすよ。
ここには番号ついてないけど、元のには付いてんです。文字セル外してスキャンしてるので。
(よーくん「たすけてくれてありがとう」で終わりは悲しいよ…)



今思えば、フレンチ生徒には、兄さんや姉さんのマンガとか読まないの、と聞いてみればよかった。

オトナ向けのマンガがあまり翻訳されない、だから大人になったら読むマンガがない、と嘆く声もあった。これはフランスで聞いたんだったか、オーストリアで聞いたんだったか…。